答え:「CO」(要観察歯)とは、むし歯とは判定しにくいが、初期病変の疑いのあるもので、生活習慣(歯みがき、食生活等)の改善やフッ化物の応用など健康行動が適用されれば、治療の必要がなく重症化を防ぐことが出来る状態をいいます。ゴシゴシみがきは毛先が必要以上に曲がってしまい、歯垢が落ちるどころか歯の表面や歯肉も傷つけてしまいます。歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で「歯と歯の間」「歯と歯ぐき(歯肉)の境目」「かみ合わせの面」など歯垢のたまりやすいところを丁寧にみがきましょう。
手入れが悪いと⇒穴が開いてむし歯に
CO (初期むし歯で白濁)
手入れが良いと⇒白濁が消えて健康に!
答え:軽度のむし歯であれば口臭は発生しませんが、むし歯で出来た穴に食べかすがたまって繁殖した菌によって口臭を発することがあります。進行したむし歯では歯の神経まで浸食し神経が死んでしまい、放置すると腐敗臭が増していきます。この他歯周病や舌苔(舌の表面につく白い苔状のもの)も口臭の原因になります。
答え:歯肉炎とは、歯周病の中でも初期の段階で、歯茎に炎症が起きてる状態をいいます。歯茎が腫れたり、歯磨きのときに血が出たりします。この段階では痛みを感じない事が多く、そのまま放置されてしまう場合も多いようです。しかし放置すると歯肉炎はどんどん進み、歯肉が壊れてしまう歯周病になってしまいます。歯肉炎の原因は歯の周りに付く歯垢(プラーク)です。楊枝の先ですくい取った歯垢には一億匹のバイキンがいると言われます。そのためしっかりしたケア、すなわち歯磨きで歯垢を落とす事が重要になります。効果的な歯磨きのしかたは人によってやり方が微妙に違います。すぐに歯科医院に行って磨き方を教えてもらいましょう。
歯みがき指導1か月後⇒
答え:歯周病の始まりは、歯の付け根や歯と歯の間の歯肉が赤く腫れてくることから始まります。日頃手鏡を見ながら、じっくり歯を磨き、歯肉の状態をチェックしましょう。そして、痛みなどが無くても定期的に歯科健診を受けましょう。
下の左側の写真は健康な歯ぐきで、歯のまわりの歯ぐきの形がキュッと引き締まっていて、うすいピンク色をしています。くちびるをめくって色をくらべると、くちびるの色より歯のまわりの歯ぐきの方がうすいピンク色です。さわると弾力があります。下の右側の写真の歯ぐきは歯のまわりの形がぶよぶよ腫れぼったい所があり、少し赤みがあります。さわるとぶよぶよしています。ハブラシを当てると血が出たり、他より少し痛みを感じます。歯をみがいていてハブラシが赤くなるのはこのような所があると考えられます。また、朝起きて口の中が粘ついていたり、口臭が気になるときは、歯ぐきの病気になっていないかどうか歯科医院で調べてもらいましょう。
健康な歯ぐき 歯肉炎
答え:矯正治療の開始時期は、1期治療と2期治療に分けられます。1期治療は、6歳臼歯と前歯が上下4本ずつ生えた7歳〜8歳頃に開始します。このころに、受け口や出っ歯、開口(上下の前歯が開いている)、叢生(前歯が重なって生えている)とか、あるいは、これから生えてくる犬歯や小臼歯の萌出スペースが無い場合に、顎を広げたり、上顎と下顎の前後関係の改善を行って、永久歯がなるべくきれいに並ぶようにしてあげます。期間は10か月から半年です。また、口呼吸や舌癖、指しゃぶりなど、歯並びに悪影響を及ぼす習癖の改善もこの頃に行うと有効です。2期治療は永久歯が生えそろってから行う矯正ですので中学生以降となり、1年半〜2年半かかります。診断によっては小臼歯等の抜歯を行う場合もあります。
答え:歯と歯肉の境目、歯と歯の間を意識して歯ブラシの毛先を当て小刻みに歯ブラシを動かしましょう。鏡を見ながらちゃんと毛先が磨きたいところに当たっているか確認することが大事です。磨きにくいところは、歯と歯肉の境目、歯と歯の間、歯並びが凸凹しているところ、萌出中の背の低い歯です。
答え:チョコレート自体がむし歯の原因ではありません。含まれている砂糖がお口の中のむし歯菌によって“酸”変わり、歯を溶かしていきます。チョコレートに限らず砂糖の含有量が多い飲食物はすべてむし歯の原因になります。飴などの長い時間お口に留まっているものや、スポーツ飲料、ジュースをだらだらと飲んでいると長時間歯の表面が砂糖にさらされ、むし歯ができやすくなります。規則正しい食生活を心がけましょう。
答え:鉛筆を握るように歯ブラシを持ち、力をいれずに歯の一本一本をみがく様に意識してみがきましょう。
答え:生え変わる永久歯がある場合、乳歯が残っていると生え変わりに影響が出て歯並びが悪くなることがあります。時々永久歯がない場合がありますが、この場合はしっかりした乳歯なら永久歯の代わりとして使用します。歯科医院で確認してもらって下さい。乳歯が残ったまま永久歯が変な方向に生えてきたり、永久歯が生えてくるのが遅い場合には歯科医院にご相談ください。乳歯から永久歯の交換は、およそ小学生の6年間に行われますが、±2年くらいは個人差があります。
答え:口腔癌とは口の中に出来る癌のことで、舌や歯肉、粘膜が周りと比べて赤や白に変色したり、触ると腫れやしこりが有ったり、潰瘍が出来たりします。口腔がんの予防法としてはまず禁煙と禁酒です。さらに、熱い飲み物や食べ物を摂る習慣も止めましょう。野菜や果物を積極的に食べビタミンC、E、β?カロテンなどの栄養素を摂りましょう。また虫歯で歯が欠けていたり、治療した部位が合わないままにしておくのも口腔癌の原因になるので早く治しましょう。
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